どの部署にも一人はいる困った人、他人を攻撃せずにはいられない人っていますよね。
揉め事を好まない優しい人ほどこういう困った人間の標的になってしまいます。
こんな困った人間のためにまっとうに生きている人間が苦労するのは馬鹿らしいですよね。
今回はアドラー心理学を通してこのタイプへの対処法を学びます。
アドラー心理学とは
アドラーとは?
1870年生-1937年没。オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。
心理学の分野で個人心理学(アドラー心理学)を確立し、フロイト、ユングと並んで心理学3巨頭と呼ばれています。
アドラー心理学に学ぶ言葉
・人を攻撃するタイプの人間は、心に深い不安がある。彼は戦い続けて、やがて敗北し、挫折する。
・自分の立場を脅かす者はいないかとつねに周囲の様子をうかがい、気に入らない人がいれば怒りをぶつける。こんな怒りのシステムに関わってはいけない。
出典:こころを軽くする言葉 興陽館
「 自分に欠落した何か」に起因する「解消できない不安」を他者を攻撃することで解消しようとする困った人間。こういった人間の術中にはまってはならず、とにかく関わらない、放っておくことが重要であると述べられています。
心が優しい人、真面目な人、気が利きすぎる人ほどこういう人間の標的になり、あれこれ考えてしまい疲弊してしまいます。
まさにこれこそがこのタイプの人間が意識的か無意識になのか狙っている結果ということです。
こういうタイプに対しては「自分の問題ではない」「自分は関係ない」と開き直って放置することが重要です。
すなわち、こういうタイプの人間が不機嫌にしていても、「私のせいだろうか」「何か気にさわることをしただろうか?」など、いちいち考える必要はないということです。
今回引用した書籍はこちら
興陽館という会社から出版されている書籍です。
初版は2021年2月に出版。
全247ページ。
これまでのアドラーの代表的著作『生きる意味』『なぜ心は病むのか』『性格の法則』『人間の本性』からエッセンスを抜粋して構成
116個のアドラーの言葉を1つずつ紹介し、それについて解説がなされています。
絵や図解などは含まれていませんが、厳選された116個のアドラーの言葉の中に、読者それぞれがかかえる悩みに刺さる言葉があるはずです。おもわず「そうそう」「あーこれ自分だ」と刺さる言葉に出会えます。
さいごに
いかがでしたか?
一度きりの人生、困った人間に台無しにされるのだけは避けたいですよね。
今回はアドラーの「 こころを軽くする言葉」から「他人を攻撃せずにはいられない人間」に対する対処法を紹介しました。
困っているあなたやあなたの家族を救う一生の言葉と出会える良書です。
参考になれば幸いです。